小川航基選手は、ジュビロ磐田所属でU−20ワールドカップ日本代表メンバーに選出されました。

U−20ワールドカップで、日本代表のエースとして活躍することを期待したいですね。

いまは注目される存在となった小川航基選手ですが、小学校のときは横浜F・マリノスや横浜FCなど神奈川県の強豪クラブを、当時所属していたチーム全員で受けたとき、1次試験で小川航基選手だけが落とされるという苦しい思いもしているんですね。

そのあとも地道に努力を重ねて、注目されるようになったのは、高校に入ってからなんです。

そんな小川航基選手のプレースタイルや出身高校、そしてにU−20ワールドカップ日本代表での可能性などついてまとめてみました。

小川航基のプロフィール

名前:小川 航基(おがわ こうき)
出身地:神奈川県横浜市
生年月日:1997年8月8日
身長:183cm
体重:77kg
ポジション:FW
利き足:右
在籍チーム:ジュビロ磐田

出身高校は?

小川航基選手は、兄の影響で6歳のときにサッカーをはじめました。

小学校時代は横浜港北SCに所属、横浜市立中川中学校のときは大豆戸FCジュニアユースでプレーしていました。

高校は桐光学園に進み、2014年に行われた第92回全国高等学校サッカー選手権大会では1年生ながら2試合に出場しています。

3年生ではキャプテンとなり、第94回全国高等学校サッカー選手権大会に出場、大会ナンバーワンストライカーと期待されました。結果はベスト16で、得点4得点、ランキング2位でした。

小川航基選手の出身高校である桐光学園は、今年(2017年)よりジュビロ磐田に加入した中村俊輔選手や日本代表経験のある藤本淳吾(ガンパ大阪)、本田拓也(モンテディオ山形)をはじめとする30名以上のJリーガを排出しています。

全国高等学校サッカー選手権大会に9回も出場している名門校なんですね。

また、文武両道の学校で東大や一流大学などの難関大学に、毎年多くの合格者を出している神奈川県内有数の進学校でもあるんです。

小川航基のプレースタイル

小川航基選手は、高校卒業後ジュビロ磐田に加入します。
背番号はあの前田遼一選手(現FC東京)が背負っていた18番です。

前田遼一選手は、2009年、2010年に2年連続で得点王とベストイレブンになるなどジュビロ磐田のエースでした。
そのエースナンバー18を託された小川航基選手。チームの期待の大きさがわかりますね。前田遼一選手を超えるような選手を目指してほしいですね。

小川航基選手は、左右からシュート、ヘディングなどさまざまな形で得点を上げることができる得点感覚に優れた万能ストライカーです。

プレースタイルは、ディフェンダーを背負ってボールをキープするポストプレーが得意ですし、周りも活かすことができます。

ポジショニングやマークを外す技術も持ち合わせています。相手ディフェンダーの目から一度消えて、その背後をつくプレーも得意にしています。

中学生までは、セカンドトップをやっていたので、大型ストライカーとしては足技がうまいことも特筆すべきことです。

いまは小川航基選手は、ジュビロ磐田で試合にあまり出られていませんが、レギューラーに定着するためには、フィジカル面をもっと強化すること。

体の線が細いので、頑強なディフェンダーからアタックには負けてしまうことがありますね。小川航基選手もこの点は意識しているようで、筋力アップに励んでいて体重もここのところ増えているそうです。

それと名波監督が求める前線からの守備です。
小川航基選手自身も「DAZN×ゲキサカ」のインタビューの中で次のように語っています。

 

自分自身、前線からの守備というところが全然できていないと感じているので、そこをもっともっと向上していきたいと思っています

高校の時は前線からの守備って考えることがありませんでした。前からダーッと相手にプレッシャーをかけて行くだけでした。でも、後ろを振り返ってボランチを消す作業だったり、細かい一歩のところにこだわったり、頭を働かせてやる守備がどれだけチームを助けるか学びましたし、前線の守備は大切だと感じました

参照元:DAZN×ゲキサカ」Road to TOKYO~Jリーグで戦うU-20戦士~Vol.1 2017/3/15

 

以上を克服していくことで、名波監督の信頼を得て出場機会がさらに増えると思います。

U−20日本代表での活躍

小川航基選手は、Uー18、U−19日本代表、そして2017年5月20日から韓国で開催されるUー20ワールドカップの日本代表に選出されています。

Uー20ワールドカップではエースとして活躍ができるのか?

YBCルヴァンカップでのスタメンでの起用、Jリーグでの途中出場など徐々に出場機会は増えてきました。
そしてルヴァンカップ対FC東京戦では、3ゴールを奪うハットトリック。ようやく小川航基選手が活躍する土台ができつつあると感じています。

調子が上向いている流れをそのままに、Uー20ワールドカップでの活躍を期待したいところです。

ただ小川航基選手が活躍するために若干の調整が必要ですね。
それは、Uー20ワールドカップ日本代表監督の内山篤監督とジュビロ磐田監督のフォワードに対しての期待すること、哲学が違うことです。

名波監督は、前線から守備をするオールラウンド型フォワード(FW)を求めるのに対して、内山監督は「FWにはFWの役割がある」というもの。

小川航基選手が「中盤まで下がってボールを受けたりすると、『それはボランチの仕事だ』と怒られます」と語っているように、ポーチャーと呼ばれる得点を取ることを最優先するFWを求めます。

監督により違う哲学がありますので、小川航基選手は内山監督の求めるものに沿った戦術的理解、そしてなによりも得点を上げることで内山監督の信頼を得ることです。

そして小川航基選手との2トップの一角は、久保建英選手の起用もおもしろいと思います。

小川航基選手には、どのような組み合わせになろうとも得点を上げて、Uー20ワールドカップを勝ち進んでほしいと思います。

まとめ

小川航基選手は、高校に入るまでは注目される存在ではありませんでしたが、桐光学園に入学してからは、セカンドトップからストライカーのポジションへとかわり、徐々に注目される存在なり、3年生のときはキャプテンとして得点王候補として期待さるまでに成長しました。

出身高校桐光学園のOBには、中村俊輔選手をはじて多くのJリーガを排出しているサッカー名門校です。

ジュビロ磐田には、中山雅史、高原 直泰、前田遼一と歴代Jリーグ得点王を排出しています。小川航基選手は、その偉大な先輩方を追いつき追い越せという成長をしてもらいたいと思います。

シュートの練習が好きで常にシュートを打つことを意識しているという小川航基選手。

名だたるストライカーはみんなエゴです。小川航基選手ももっと自信に裏打ちされたエゴを出していいですね。その先にU−20ワールドカップでの活躍そして日本を代表するストライカーなる道が拓けると思います。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。