堂安律選手は、ガンバ大阪で高校生ながらJリーグに出場しています。
また、2016年アジア年間最優秀ユース選手賞を受賞、いま注目されている若手選手です。
イングランド・プレミアリーグやオランダの名門チームからが獲得に動いたと報道されました。
海外からの評価も高い選手です。
2017年5月に韓国で開催されるU-20ワールドカップの日本代表にも選手されています。
そんな堂安律選手のプレースタイルやプロフィール、また海外からの評価などについてまとめてみました。
プロフィール
名前:堂安 律(どうあん りつ)
生年月日:1998年6月16日(18歳)
出身地:兵庫県尼崎市
身長:172cm
体重:70kg
在籍チーム:ガンバ大阪
ポジション:MF
利き足:左足
堂安律選手は小学校時代に西宮サッカースクールに所属していました。
このスクール方針は、サッカーを楽しむこと、
そして徹底的に個人技を中心としたサッカースタイルです。
練習のほとんどが個人技の練習に当てられます。
堂安律選手は、そのような環境の中で個人技を習得していきます。
それがいまのプレーのルーツになっているんですね。
中学からはガンバジュニアユースへ入団します。
中学2年の2012年には史上初のU-15世代3冠を達成しています。
2015年5月27日のA CL決勝トーナメント1回戦のFCソウル戦で、
16歳11ヶ月11日で公式戦デビュー。
これは宇佐美貴史選手の記録を上回り、高木彰人選手に続くクラブ史上2番目の最年少デビューです。
2015年6月3日、鹿島アントラーズ戦に途中出場。
16歳11ヶ月18日での出場は、クラブ最年少記録を保持していた宇佐美貴史選手より30日早いJリーグデビューでした。
あの天才と呼ばれた宇佐美貴史選手を上回る記録ってなかなかですね。
堂安律選手は、2016年にJ3所属のU23ガンバ大阪 では21試合で10ゴールを記録しています。また、J1では3試合ですが出場しています。
そして堂安律選手は、12月にアジア年間最優秀ユース選手賞2016を受賞しました。
過去日本からの受賞者は、小野伸二(現コンサドーレ札幌)、前田遼一(現FC東京)、大久保嘉人(現FC東京)、石毛秀樹(現ファジアーノ岡山)などそうそうたる選手が名を連ねていますね。
堂安律選手の日本代表としての実績は、U-15、U-16,U-17,U-18と各年代の代表にずっと選ばれています。
2016年10月のU-19アジア選手権では、堂安律選手は6試合中5試合に出場して大活躍します。
堂安律選手は、その大会での活躍が評価されてMVPに選出されています。
AFC 公式ホームページでは1998年大会でMVP を受賞した小野伸二選手(現コンサドーレ札幌)を引き合いに「小野伸二の足跡をたどるであろう」と高く評価しています。
U-19日本代表は決勝でサウジアラビアをPK戦で破り見事に優勝、
5大会ぶりとなるU-20ワールドカップ大会の出場権を獲得します。
堂安律選手には、U-20ワールドカップ大会で再びMVPを獲得するような活躍を期待したいと思います。
プレースタイル
ガンバ大阪ユース時代の監督がつけた堂安律選手のニックネームは、「マラドーアン」。
堂安律選手は、小学校のときからマラドーナのプレー集を繰り返しみてイメージを作ったそうです。
ドリブル、パス、シュートなど一連のプレースタイルがマラドーナそっくりだったため、監督が命名したそうですよ。
堂安律選手の魅力はなんといってもドリブルですね。
齋藤学選手(横浜Fマリノス)と同じようにドリブルしているときのステップが細かく、DFの逆をついて一瞬で抜き去るプレーは見ていて気持ちがいいですね。
堂安律選手自身は、自分の特徴はドリブルだけではないと思っています。
サッカーキング(2016.9.2)のインタビューで次のように語っています。
「簡単に言えば、得点に絡むプレーが自分の特長です。ドリブルで“ゴリゴリ”行くこともできますし、アシストもゴールも決められる。それが自分のプレースタイルです」
堂安律選手は、ガンバ大阪では攻撃的なポジション、日本代表ではボランチ、サイドバックなどやっています。
複数のポジションをこなすことができる。それも堂安律選手の魅力ですね。
今後の課題としては、ガンバ大阪の長谷川健太監督が求めているオフ・ザ・ボールの質の高い動きを身につけることですね。
海外からの評価
イギリスの大手新聞社『ガーディアン』が2015年10月「1998年生まれの将来有望な50人の選手」の特集を組みました。
日本人選手からは唯一堂安律選手が選ばれました。
『ガーディアン』紙は、堂安律選手に対して「日本サッカー界の新たな時代を象徴している」と紹介。
「左利きのこの選手はスピード、高度なドリブル技術、驚くべきフィジカルの強さを持っている」と、その能力を高く評価しています。
2016年1月に英紙『デイリー・テレグラフ』がプレミアリーグの名門チェルシーが、堂安律選手の獲得に興味を持っているという報道がされています。こちらは実現しませんでしたけど。
また、具体的な話として2016年夏に、オランダの名門PSV から実際にオファーを受けています。
このときは、長谷川監督や宇佐美貴史選手のアドバイスもあり、ガンバ大阪に残留することにしたそうです。
海外からの評価も高い堂安律選手ですので、これからも海外からのオファーは少なからずあると思います。
堂安律選手には、ガンバ大阪でレギュラーに定着してしっかり実績を残してから、海外に挑戦してほしいと思います。
まとめ
堂安律選手は、小学校のときに所属していた個人技主体の指導をする西宮サッカースクールが、プレースタイルのルーツです。
日本代表の各年代にすべて選出されています。2016年10月のU-19アジア選手権ではMVPを獲得しています。
また、アジア年間最優秀ユース選手賞の受賞するなど、これからの日本代表を牽引していくようなポテンシャルを持っています。
2017年5月に韓国で行われるU-20ワールドカップでは、堂安律選手にはU-19アジア選手権に続いてMVPをとるような活躍を期待したい思います。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。